いじけ虫。のジャケット写真

歌詞

いま夜明けの中にいる

Play Of Color

夜明けを見つめてる

いま夜明けの中にいる

金オレンジ色の光

雲の切れ間から

薄い青空とともに

水平線のグラデーション

鳥の声と虫の声と朝の始まる音

降り注いでくる

包まれている

「まぶしい……」

まぶしさと

すがすがしさ

空気の中

はいいっぱいに吸い込んで

そしてむせた

腹筋がいたい!

そんなことしている間に

もうあんなにオレンジ色が広がってる

少しの涼しさ

夏と秋のすきま

走りすぎていく朝のランナー

少しゆっくりしていけばいいのに

まあいいや

僕ももう行こう

一日がはじまる

  • 作詞者

    Play Of Color

  • 作曲者

    Play Of Color

  • プロデューサー

    Play Of Color

  • シンセサイザー

    Play Of Color

いじけ虫。のジャケット写真

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作詞家「Play Of Color/プレイオブカラー」がプロデュースするボカロスタイルのサマーアルバム『いじけ虫。』が2025年7月に配信リリースされる。

世界に打ちのめされて
ちいさく丸まってる
かわいそうなわたしはいじけ虫。

そんな『いじけ虫。』たちに生きる希望を持ってほしいという願いから作られた本作は、全11曲入りのセルフプロデュースアルバム。

「希望なんてない」
と、すっかりいじけてひねくれてしまった

──そんなあの頃の私と今の私との対話

そのように語りかけるような詞(ことば)が、いじけた心をさらに深く刺してえぐり出すことで傷口に向き合い浄化させ治癒する。

「私は昨日死んでしまって」
と、はじまる2曲目『死ぬはずはなかった』。
そして、「わたしは生きたシカバネですキレイなゾンビです」と完全に開き直って人間であることすらやめてしまった4曲目『キレイなゾンビ』。
そのような死の世界にいた「私」がついに立ち直り10曲目の表題曲『いじけ虫。』では、

打ちのめされたフリももうやめて
(わたしが打ちのめしたかもしれない)
あの人のココロを救いに行かなきゃいけないんだ
守るべきわたしなんていなかったんだから
どこにも

──という生(せい)の世界への復活をとげる

「私」。この私とはもちろんこの世界のどこかで世界に打ちのめされてしまったあなたのことでありそこからまた立ち上がってこの現実世界に立ち向かっていくあなたという「私」である。

『いじけ虫。』を追い出したいすべての『いじけ虫。』たちへこの愛を贈ります。

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