いじけ虫。のジャケット写真

歌詞

死ぬはずはなかった

Play Of Color

私は昨日死んでしまって

今日は空の上にいる

もう耐えられなくなっちゃって

ジャンプして登ってきちゃったんだけど

ここからは何もかもがよく見えるんだ

今日はあの子が泣いていて

どうやらあの子は私のことを好きだったみたいで

私もあの子が好きだったんだけど

そんなこと気づきもしなくって

だってそんなこと……

知ってたら

死ぬはずはなかった

それを知っていたら

それを聞いていたら

死ぬことはなかった

そんなはずはなかった

だってそうでしょう?

そんなことがまさか?

そんな天国が地上に?

昨日の絶望が今日は幸福に?

嵐の去った真っ青な空のように

あの暗い雲を吹き飛ばしてしまうようなことが起きるなんてことを知っていたら

死ぬはずはなかったんだよ

またすぐに晴れることを知っていたなら

死ぬはずはなかった

それを知っていたら

それを聞いていたら

死ぬことはなかった

そんなはずはなかった

あああああ

もっと生きていればよかった!

  • 作詞者

    Play Of Color

  • 作曲者

    Play Of Color

  • プロデューサー

    Play Of Color

  • キーボード

    Play Of Color

いじけ虫。のジャケット写真

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作詞家「Play Of Color/プレイオブカラー」がプロデュースするボカロスタイルのサマーアルバム『いじけ虫。』が2025年7月に配信リリースされる。

世界に打ちのめされて
ちいさく丸まってる
かわいそうなわたしはいじけ虫。

そんな『いじけ虫。』たちに生きる希望を持ってほしいという願いから作られた本作は、全11曲入りのセルフプロデュースアルバム。

「希望なんてない」
と、すっかりいじけてひねくれてしまった

──そんなあの頃の私と今の私との対話

そのように語りかけるような詞(ことば)が、いじけた心をさらに深く刺してえぐり出すことで傷口に向き合い浄化させ治癒する。

「私は昨日死んでしまって」
と、はじまる2曲目『死ぬはずはなかった』。
そして、「わたしは生きたシカバネですキレイなゾンビです」と完全に開き直って人間であることすらやめてしまった4曲目『キレイなゾンビ』。
そのような死の世界にいた「私」がついに立ち直り10曲目の表題曲『いじけ虫。』では、

打ちのめされたフリももうやめて
(わたしが打ちのめしたかもしれない)
あの人のココロを救いに行かなきゃいけないんだ
守るべきわたしなんていなかったんだから
どこにも

──という生(せい)の世界への復活をとげる

「私」。この私とはもちろんこの世界のどこかで世界に打ちのめされてしまったあなたのことでありそこからまた立ち上がってこの現実世界に立ち向かっていくあなたという「私」である。

『いじけ虫。』を追い出したいすべての『いじけ虫。』たちへこの愛を贈ります。

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