いじけ虫。のジャケット写真

歌詞

希望はあるよ

Play Of Color

希望があるとしたらそれはたぶん生きることで

生きることが希望なんで

そしたらそれは未来にあるんでなくて今にあるってことだよね

希望はあるよ

「希望はないよ」

それならあるもないもないってことで

希望が生きることそのものになるなら

そんなもの信じられなくっても

信じるもなにも生きてるかぎりそれは希望で希望の中にいるってことなんだから

ようがまいがあるものはある

胸に手を当てて確かめてみるといい

その希望の高鳴りとさけびのような

言葉にならないその感触のようなもの

まあ絶望かもしれないけれど

そしたらしばらく絶望の中に生きればいい

夜と朝が入れ替わるように

それらもまたそのうち入れ替わるように

新しい日がやって来るんだろうから

  • 作詞者

    Play Of Color

  • 作曲者

    Play Of Color

  • プロデューサー

    Play Of Color

  • シンセサイザー

    Play Of Color

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作詞家「Play Of Color/プレイオブカラー」がプロデュースするボカロスタイルのサマーアルバム『いじけ虫。』が2025年7月に配信リリースされる。

世界に打ちのめされて
ちいさく丸まってる
かわいそうなわたしはいじけ虫。

そんな『いじけ虫。』たちに生きる希望を持ってほしいという願いから作られた本作は、全11曲入りのセルフプロデュースアルバム。

「希望なんてない」
と、すっかりいじけてひねくれてしまった

──そんなあの頃の私と今の私との対話

そのように語りかけるような詞(ことば)が、いじけた心をさらに深く刺してえぐり出すことで傷口に向き合い浄化させ治癒する。

「私は昨日死んでしまって」
と、はじまる2曲目『死ぬはずはなかった』。
そして、「わたしは生きたシカバネですキレイなゾンビです」と完全に開き直って人間であることすらやめてしまった4曲目『キレイなゾンビ』。
そのような死の世界にいた「私」がついに立ち直り10曲目の表題曲『いじけ虫。』では、

打ちのめされたフリももうやめて
(わたしが打ちのめしたかもしれない)
あの人のココロを救いに行かなきゃいけないんだ
守るべきわたしなんていなかったんだから
どこにも

──という生(せい)の世界への復活をとげる

「私」。この私とはもちろんこの世界のどこかで世界に打ちのめされてしまったあなたのことでありそこからまた立ち上がってこの現実世界に立ち向かっていくあなたという「私」である。

『いじけ虫。』を追い出したいすべての『いじけ虫。』たちへこの愛を贈ります。

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