体裁のジャケット写真

歌詞

体裁

古田愛弓

いつも黒い服ばかり選んでしまう

似合う色ってやつに惑わされないように

いつも黒い靴ばかり選んでしまう

流行る色ってやつに踊らされないように

この黒い髪を染めたくないのは

すぐに変わっていくのが怖いから

どうせそのまま放っておいたって

ずっと変わらないことなんてないのにね

どっちつかずの愛想が

結局誰かを裏切って

己を消費していくだけで

何のトクにもなりはしない

抽象的なmotifで

心の内を模ってみたって

どの心に刺さるのだろう

だけどここから生み出すもので

誰も傷つけたくはない

それでいて美しくありたい

そんな烏滸がましいことばかり

考えてしまうんだ

強い言葉を使うほど

心と身体が離れてゆく

境界すら曖昧なこの存在

賢しい振りをしたくて

偏らないようにと

必死で集めた情報に

ただ溺れているだけ

へらへら笑う僕だって

等しく息を吸っては吐いてる

軽薄 凡庸 ありきたり

きらきらしてる向こう側

別に知らなくてもいい

葛藤なんか見てたって

眼前の実像がぼやけるだけだから

抽象的なmotifで

心の内を模ってみたって

誰の心に刺さるというのだ

ここから生み出すもので

何も傷つけたくはない

それでいて美しくありたい

そんな烏滸がましいことばっか考えてしまうんだ

いっそ臆病者と嗤ってやってくれ

  • 作詞

    古田愛弓

  • 作曲

    古田愛弓

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