Lyric

イヤフォンの音だけが　帰り道の友だった

家の明かりはいつも　僕を責めてた気がして

十一時のアスファルト　逃げ場を探す背中

課金ボタンが　現実からの逃避だった

「どうしてこうなった？」　鏡の中の僕が問う

成績表はただの　過去の亡霊のようで

冷めた夜食の香りに　少しだけ泣きそうで

無言で再起動を　クリックしたんだ

壊れた日々　曖昧な夢

何もかも投げ捨ててた

でも気づいた　這い上がる意味

僕はまだ、終わっちゃいない

最低からでも　やり直せるなら

この傷跡さえも　誇りに変えよう

落ちるほど　光が見えた

誰にも理解されなくても

僕は僕を　裏切らない

もう一度、走ってみるよ

静寂の中で　自分と向き合う

過去の陰から　未来へと歩む

一歩ずつ前へ　強くなれる

友だちとも距離取って　夜に溶け込んでいた

嘘と沈黙だけで　日々を繕っていた

でも今は違う　朝が怖くなくなった

遅れた分だけ　強くなれる気がしたんだ

街灯の下で　影が揺れている

孤独な夜に　希望の種を見つけた

明日への道は　まだ見えないけれど

一歩ずつ進む　勇気が湧いてきた

壊れた日々　曖昧な夢

何もかもが変わるわけじゃない

でも気づいた　僕の選択

未来は、ここから始まる

後悔なんて、置いていけ

僕はもう、逃げないから

新しい朝を　迎える準備ができた

この街で　僕らしく生きていく