Lyric

あかつきの光を纏いし風が舞う

色取り取りの際(きわ) 陰と陽の調和に

唯一無二の個性 落としてゆく

有象無象に溶けてしまわないように

歩みは遅くとも我が道を行く

「後悔なんて結果論」でしかないと

解ってたんだろう？なぁ写楽

浮世に染まりし魂 一度きりと踠きながら

笑って泣いて 夜を越えて声枯らして

大胆に奏で描き出す 鮮やかな夢のまた夢

一瞬でもいい燃え上がれ

優美さと醜さ 栄華か奈落か

荒くれる心を諭すように

艶やかな絵に落とした心

虚実な世界を 傾(かぶ)いて行く

大切なものは目には見えぬものと

解ってたんだろう?なぁ写楽

咲かせましょう花笑みを

愛で溢れた可惜夜(あたらよ)

こだわり抜いた彩りが闇を照らす

諸行無常を響かせて

人生一度と見得を切る

儚くとも雅なれ

それは落書きから始まった

泡沫の小さな願い

やがて大きな虹となりけり

空に満つ月夜の世(せ)

華やぐ幻(まぼろし)

浮世に染まりし魂 一度きりと踠きながら

笑って泣いて 夜を越えて声枯らして

大胆に奏で描き出す 鮮やかな夢のまた夢

一瞬でもいい燃え上がれ 舞い上がれ