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アートロックとプログレッシブ・フォークが邂逅する、緻密で荘厳な美しさに満ちた傑作。テープノイズの温もりと、意図的に高音域を削った(ハイ落ちした)ヴィンテージな音響空間の中で、ルバートによる親密なアコースティック・ギターの弾き語りが幕を開けます。
テーマは「無意識の振る舞いや思考の癖を形作った、親(あるいは養育者)という名の『建築家(Architect)』」。自らの魂の設計図(ブループリント)や耐力壁が、実は自分以外の誰かによって綿密にプランニングされ、構造として組み込まれていたという事実への、静かなる受容と畏敬の念を歌い上げます。チェロのピッツィカートをアンカーに据え、4/4拍子から6/8拍子、そして緊張感あふれる7/8拍子のブリッジへと幾何学的に展開していくプログレッシブな楽曲構造は圧巻。安っぽい感傷(センチメンタリズム)を完全に排し、精緻な空間設計とオーケストラルな音響で「家族と自我」を再定義する、至高のバロック・ポップです。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。