僕は10代
寝癖のままの髪ひとつで
夜の空気 まとって歩く
世界に置いてかれたまま
喋れるよ
でも言葉なんて足りねぇ
心は毎晩 爆発して
外には 静かに滲むだけ
信じたもんは全部
薄れて消えていったけど
たったひとつだけ
僕を裏切らなかったものがある
音だよ
誰でもなく 音だけが
俺のこと捨てなかった
闇に落ちた夜でも
居場所なんてなくてもいい
傷の数だけ強くなる
静かな諦めさえ
燃える火種に変わるんだ
イヤホンから流れた声が
今日も心を殴りつける
まだ終わりじゃない
そんな気がして息を吸う
コンビニの灯りだけが
味方だったあの日から
この胸の芯に残ってるのは
たったひとつ この音だけ
音だよ
叫ばなくても聴こえるだろ
この鼓動がドラムみたいに
夜を叩き続ける
居場所なんて奪われていい
孤独が僕を造ったんだ
静かな諦めの奥で
まだ燃えてる何かがある
- 作詞者
Kanon.
- 作曲者
Kanon.
- プロデューサー
Kanon.
- ボーカル
Kanon.
Kanon. の“Only the sound knows”を
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- ⚫︎
Only the sound knows
Kanon.
世界に置いていかれたまま、
言葉が足りなくて、うまく生きられなくて、
それでも夜の街を歩き続けた10代。
信じたものは消えていった。
人も、居場所も、未来も。
それでも
音だけは、裏切らなかった。
この楽曲は、
孤独な夜とイヤホンの中だけで生き延びてきた
“静かな少年”の心を、そのまま音にした一曲。
エモーショナル・オルタナティブ・ロックを基調に、
息遣いの残るボーカル、広がりすぎない歪み、
内側で爆発する感情を、決して叫ばずに描いている。
これは強さの歌じゃない。
折れなかった心の歌。
アーティスト情報
Kanon.
かのんは、“音霊”を届けるアーティスト。 日本の美しい情景、そして祈りの言葉を重ねて、作品を紡いでいる。 癒しではなく【 魂に届く振動 】としての音楽。 それは静かで、優しくて、でも確かな衝動。 伝えたいのは「自分の命に目覚める感覚」。 誰かの中に眠る“ほんとうの声”に、 魂の奥深くに届く音で構成。 そっと寄り添うための音。 現実世界で言葉にならなかった感情を、 祈りの波紋として音に託し、今ここに響かせる。 音が祈りとなり、誰かの心に届いたその瞬間、 “音霊”は完成する。
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