歌詞

誰もいない丘の上

僕は有望なトランペット吹き

ただひとつ弱点は

まだ音が出せないこと

朝露と寝ぼけたエーデルワイス

できたての朝が好きだった

なんでもできる気がしたけど

今日も鳴らないトランペット

取り柄のない自分を変えてみたくて

できない事をやってみたくて

この丘にいま立っている

笑われても　どしゃ降りでも

何も気にならなかった

いつからだろう　そんな僕の隣で君が笑ってた

次はうまく行くはずと何度も励ましてくれた

誰もいない丘の上で

「強くなろう。」と誓った

君に届けたいと思った

それは暗い空でした

誰かの代わりに泣いてるみたい

明日君が遠い街へ旅立つことが突然決まった

それは綺麗な空でした

あまりに嘘みたいな空でした

目を閉じなきゃ会えないほど遠いところへ旅立った

風に消えていくよ

今までの時間　今までの日々

こぼれ落ちた思い出が綺麗すぎて嫌だったな

全てが無駄に思えて　なにかを諦めてしまった

大切な「何か」だったんだ

もう思い出せないけど

あれ以来避けていた丘の上に今日立っている

逃げ道を戻るようで心が少し痒くなる

生い茂る草の懐かしい匂い

空に向かって両手を広げた

ちっぽけさ　わかってる

今やっと全部受け入れたよ

誰も知らない明日ならば自分で探せばいいんだね

僕が生きる意味なんてものは

たくさん無くていい　１つでいい

生きたいから生きてやる

たった１つ　それだけでいい

空の上で聴いてるかな　またいつか逢えるかな

下手くそなトランペット

君の声が懐かしい

『次はうまくいくはず。』