赤い電車過ぎてった高架下
つまらない思考が飽和した
歩けば歩くほど
どうかしてしまいそうになる
この街で暮らしている
忘れたフリしてたいつかの記憶も
本当に忘れたら世話ないよな
大切な思い出もあの日の呪いも
そこにあるようでもう既にない
中途半端な月を睨みつけ
視界が霞むのはきっと雲のせいだ
白々しく肩を並べる街灯は
相対的に闇を深くする
変わらないとか変わったとか
語るだけ無駄なんて分かってるのに
縋ってるその場所は悲しいが
中身を失って存在している
線路脇に名前もないような花が
風に吹かれても立派に立っている
横を通る僕の足元は
覚束ないままだった
- 作詞
白取佳也
- 作曲
場末
場末 の“ワンダリング”を
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