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「生まれ落ちていく」
シリアスで切なげな雰囲気のコードから始まる1曲。生まれ落ちていくという一節が印象に残るが、ここで表れているのは生命規模の現象よりも、個人の意思に宿った感情のほうが近い。まるで海の底から浮上していくような展開を、空白を配置したタイトな音像で表現した。メンバーのルーツである2010年代に活躍した国内オルタナティブロックバンドの影響がサウンド面に強く滲み出ている。
「希望的観測」
無骨な8ビートがどっしりと支える、疾走感のある1曲。デモの段階から4つのコードのみで作成されており、重なるギターフレーズによって展開の色が変化していく。曲間のリズムセクションでは踊るようなベースリフが耳に残り、雨の中を彷徨っているような錯覚を覚えさせる。シングルの裏面に位置する曲だが、2つ目のA面と評するに十分な力強さを持っている。