Lyric

君の家に置き忘れたままの傘

涙雨宿りできるのは

君の隣だけだった

君の濡れた左肩を見て 胸にしみる

いつでも守ってくれたね

あの日の君に もう会えない

あふれだす 君へのこの想い

言葉にすれば

なぜ雨粒に溶けてくの

足元見れば 震えていた

水たまりの中で

合鍵かえしに最後に来た君の部屋に

もうふたりの写真はないんだね

画びょうが壁に 星座残し

帰り道 思いきり走った

君が後ろから

追いかけてくれないこと

分かっているから 振り返らない

現実が怖くて

本当は

大好きで大好きでしかたないのに

強く強く抱きしめてほしいのに

わざと離れてみたりした

ふたりでいても

心はひとりぼっちだもん

伝えたい どうしても伝えたい

叫んでも叫んでも

かき消されてしまう

私がだまれば 雷やむの？

帰り道 思いきり走った

君が後ろから

追いかけてくれないこと

分かっているから 振り返れない

これからどこへ行こう

私のことは忘れてください

だけど…

本当の本当はちょっとだけでも

思い出してほしくて

わざと忘れたふりした

あの日の愛哀傘