

渋谷の雨に 君の横顔
「傘、入る?」
それだけで始まった物語
人混みの中で やけに近かった距離
深夜二時のファミレスで
冷めたコーヒー越しに語った夢
薬剤師になりたい君と
音楽で生きるって
譜面にもない未来を 信じてた僕
気づいてたんだ
街の冷たさも
追いつけない現実も
それでも 手を離せなかった
既読スルー
光る画面の向こうで
終電のベルが 胸を叩く
誰も悪くない
ただ進む方向が違っただけ
ネオンの海に溺れながら
僕らは 大人のふりをした
正しさなんて 邪魔なだけで
飲み込んだ言葉が 喉に残る
三年目の春 君の合格通知
僕のバンドは 静かに幕を閉じた
「おめでとう」
その一言に 三日かかった既読
新宿のタワマンに住む君
六畳の部屋に暮らす僕
「忙しいよね」「うん、そっちも」
噛み合わない会話だけが増えていく
ねえ……私たち……
どこで間違えたの
間違えてなんか、ないよ
じゃあ……なんで
こんなに苦しいの
……わからない。
本当に……わからない
五年後の夜 コンビニで
君の好きだった
レインボーマウンテン
無意識に 手が伸びて
レジで我に返って
笑えるほど まだ癖が抜けない
雨の歩道橋 傘もささず
あの日と同じ 場所に立つ
「また連絡するよ」
嘘じゃないけど 本当でもなくて
結局 一度も送れなかった
終電のアナウンスが響く
あの日も今日も
同じ声で胸を刺す
既読スルー
返事のない夜に
帰れない夜が また一つ
誰も悪くない
ただ生きる速度が違っただけ
孤独な群衆の中で
必死に笑顔を作ってた
愛してたよ 本当に
でも それだけじゃ届かなかった
既読スルー
それでも責められず
まだ鳴り止まない あの声が
胸の奥で 警笛になる
選べなかった未来より
選んだ痛みを 抱きしめて
さよならも言えないまま
僕らは 都会に溶けていく
もし違う選択をしていたら
そんな「もしも」に縋りながら
信号は 赤から青へ
人は流れて
僕だけが 立ち止まる
君は今
どこで 笑っているんだろう
- 作詞者
Alexsophie
- 作曲者
Alexsophie
- プロデューサー
Alexsophie
- ソングライター
Alexsophie
- プログラミング
Alexsophie

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既読スルー ~ 都会に溶けていく僕ら
Alexsophie
「既読スルー」は、都会で生きる二人が、同じ時間を過ごしながら
少しずつ違う方向へ進んでいく過程を描いた楽曲です。
渋谷のスクランブル交差点、雨、終電のアナウンス。
誰も悪くないまま、距離だけが広がっていく静かな別れ。
言葉にできなかった感情や、選ばなかった未来が、
ブルースの余韻として胸に残ります。
大人になったからこそ描ける、
現代的で切実なラブソングです。
アーティスト情報
Alexsophie
私はソングライティング・アーティストとして、自身のビジョンと言葉を起点に楽曲を設計しています。 制作ではAIを編曲や音像設計を拡張するための制作ツール(楽器)として活用し、最終的な表現と判断はすべて自ら行っています。 Alexsophie名義で、Apple Music、Spotify、Amazon Musicなど主要音楽配信プラットフォームに作品をリリース。 YouTubeでは楽曲作品を、Instagramでは制作過程や作品世界を発信しています。 アーティスト名は、愛犬Alexと愛猫Sophieに由来します。 人間の感性とテクノロジーの可能性を融合させ、静かな余韻と物語性を大切にした楽曲制作を行っています。
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A&S Studio



