

願えば叶うなんて
夜に放ったような
あまりに曖昧な理論に背を丸めた
窓際 影 一匹(ひとり)
雑踏に紛れた気紛れな足音
誰かが風に燻らせた7Stars
鳴声(ああ) 毛並(はだ)に残る君 上書きしてく
濃藍零時
瞼の裏 記憶の端で
そっと爪立てた
「君は嘘つき」
願って想って叶うような
そんな単純で純粋な現実(モノ)じゃないんだきっと
網膜に水溶(と)いた寂(あお)が
仮にも願いだなんて
僕は容認(みと)めない
薄まれば薄まる程
七色彩(いろ)増してくような
あまりに明確な感情論に戸惑う
あの日 滲懐(ジワリ) 二匹(ふたり)
人気失くした夜の足元で
散らばった光と君を搔き集めた
「猫々(ねえ)どうして?」不貞腐れたフリの強がり
寂色三時
待って待って、恋焦がれるような
そんな受動的で純情な僕じゃないんだ絶対
なのに
曖昧な理論に包(くる)んで
咽喉(のど)に押し込んだ情が
愛情じゃないだなんて
月の下で君以上
「僕は嘘つき。」
願って想って叶うような
そんな単純で純粋な現実(モノ)じゃないんだきっと
静寂(よる)に織り上げた涙は
願いなんかじゃない筈なのに
恋しくて欲しくて堪らないような
理論理屈抜きの本能
君だけなんだ生涯(ずっと)
瞬く星に結んだ声にならない「逢いたい」は
確かに願いだ
- 作詞者
橘華エリカ
- 作曲者
HaLtop
- プロデューサー
HaLtop
- ギター
HaLtop
- ベースギター
HaLtop
- ドラム
HaLtop
- キーボード
HaLtop

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