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歌詞

愛の海

鴉田 陽太郎

何よりも深くて

冷たい水の流れに

悴む身体 人は誰も

結局孤独な生物だと

気がついたその時に

僕は心が死んで

家族さえ会えないほど

全てを閉ざしてたんだろう

心に巣食う蟲

誰かを傷つけながら

彷徨うだけの虚しい日々

それもいつの日か終わるはずと

思っていたそれなのに

悪意は増えるばかり

錆びついた憤りだけが

募っていくんだろう

愛の海に溺れて 何かを捨てて

君はどこへ行くの?

荒波に飲まれて泳げないほど

苦しいのが生きてくことだというなら

寄せては返す波

それはまるで行き場のない

感情の満ち引き

止めることは出来やしない

全部忘れたくなる

例えそれが大切な思い出だとしても

歳月が流れゆくままに

ただ身を任せていたかった

心に巣食う蟲

誰かの幸せさえも

憎しむ心それはいつか

視界を奪って見えなくする

逃れることなどできない

冷たい水の流れよ

どうかこの禍々しい思いを全部

洗い流してください

愛の海に溺れて 何かを捨てて

君はどこへ行くの?

胸に突き刺さる 記憶の刃

呼吸もできないほど

愛の海に溺れて 何かを捨てて

僕はどこへ行くの?

錆びついた憤り

それが僕の答えだとしても

構わない

逃げていたあの頃に

僕は心が死んで

錆びついた憤り

それが僕の答えだとしても

それが僕の答えだとしても

構わない

  • 作詞者

    Yotaro Karasuda

  • 作曲者

    Yotaro Karasuda

  • プロデューサー

    Yotaro Karasuda

  • ボーカル

    Yotaro Karasuda

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自身初の2枚同時リリースとなる今回、真骨頂とも言える王道ポップスを中心に構成されているのが本作。全体を通してタイトルの通りどこか淡く、儚く、感傷的なラブソングがテーマとなっている。
クラシックの交響曲を彷彿とさせるインスト曲「夜明けのシンフォニー」でその名の通り高らかな幕開けを告げると、魚ノ骨でタッグを組んだYutaをゲストボーカルに加えた「天気予報」、初恋のもどかしさを歌った「Mixed Love」、過去の恋に思いを馳せる「楽園の薔薇」といったキャッチーでメロディアスな曲が聴き手を恍惚とさせる。メッセージ性を思わせる「愛の海」、そして静かなバラード曲「君がいなくても」で幕を閉じるその展開は、王道かつ常に進化を止めない作者の現時点での最高傑作の一つとなるだろう。

アーティスト情報

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