嘘半端のジャケット写真

歌詞

嘘半端

夜音-yorune-

閉店 三十分前の挨拶

釣り銭 きっかり手渡して退散

看板の電源 落とした手応え

通用口の冷えた金属の感触

帰路に擦り合う 上着の摩擦

横断歩道で 信号と相談

慣れた遠回り 寄り道ばかり

帳尻の合わない 計算ですぐ損切り

夜の浅瀬を まだ歩いてる

笑顔の在庫 数え直して

平気な顔と嘘で騙すことに

こなれてきたな

本音と建前 入れ替えてみたって

ふん ふん それでねって

ふと黙ってた 飲み下して

踵を鳴らして 一人で歩いて

青信号ふたつ 続けて駆けて

肩の重さが 解けていく音

聞こえる気がする 夜の底から

深夜 自販機の灯る交差点

小銭 落としてしゃがんだ瞬間

画面の向こうで 誰かの吉報

画面のこちら 私の疲労

群衆に紛れる 制服の残像

最終バスの 排気と惜別

慣れた愛想 婉曲の言葉は

語尾を濁して 蒸発する

夜の深みを まだ歩いてる

独り言の数 数え直して

涼しい顔の 仕入れを済ませて

こわばってきたな

本気と諦め 取り違えたって

ふむ ふむ そうかもねって

ふと醒めてた 飲み下して

角をひとつ 曲がって覗いて

知らない景色が 待ち伏せていて

強がりひとつ 解けていく音

聞こえる気がする 夜の奥から

看板の点呼 信号の合図

タクシーの停止 群衆の鼓動

誰かの噂 流す空耳

聞き流して 削れる蓄電

ねえ どこに仕舞った 今日の声

ねえ どこで取り違えた 誰かの輪郭

踵を緩めて 一人で歩いて

明かりがひとつ 灯った窓辺

強がりも すべて預けてしまえる

私だけの部屋の

鍵の手応え

  • 作詞者

    夜音-yorune-

  • 作曲者

    夜音-yorune-

  • プロデューサー

    夜音-yorune-

  • ボーカル

    夜音-yorune-

嘘半端のジャケット写真

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