Lyric

焼けた夏の熱さと

冷え切った僕の心

まとわりつく熱が少しだけ心地よくて

幻みたいな影が

空に溶けていった

僕はまだここで立ちすくんでる

置き忘れた夏空が

巡って

僕に触れた

もしも

あの流星群が僕の涙なら

いつか空に

消えて　消えて

さよならは出来るかな

掴めなかった蜃気楼だけが

胸をすり抜けて

流れた星が

消えて　消えて

何も言えずに瞳を閉じた

汗ばむ夜の匂いが

何もかも曖昧にして

遠くぼやけた街灯に自分さえ見失ってた

信じたもの

失くしたもの

全部この夜に溶けていく

もしも

この夜空ごと僕を呑み込んで

声も影も

消えて　消えて

さよならは出来るかな

解けた願いだけが胸をかすめて

流れた星が

消えて　消えて

何も言えずに瞳を閉じた

置き去りにした

夢も叫びも

全部この手で壊したくて

掴めなかった君の影さえ

いまでも　いまでも

探してる

もしも

あの流星群が僕の涙なら

いつか空に

消えて　消えて

さよならは出来るかな

掴めなかった蜃気楼だけが胸をすり抜けて

流れた星が

消えて　消えて

何も言えずに

たとえ

あの流星群が僕を消したって

この胸の奥で

生きて　生きて

叫び続けるから

掴めなかった蜃気楼さえ

今は愛しくて

流れた星が

消えて　消えて

それでも　ここにいる