ここにしあわせはあるのか
日のひかりをとじこめて
しめった殻のなかでねむる
彼女は言った。
「すきなのは 血の気の多いあなただ」って
そんなこと言われたってさ
わたしもう やめたんだよ
わたしの一番くらくて深いところ
一等星からこぼれおちて宿る
あたまのなか まっくろいキミのにせもの
暗闇のなかで一回転 みえるのはくさった宇宙色
わたしはしんだっていい
きみの空想のなかでも
わたしはしんだっていい
きみはないたっていい
脳内麻薬の喧騒で
どうにも眠りがあさかった
しめって砕けるような感触
彼女は言った。
「いくつもの光をころして生きてます
そんなわたしが欲しいの?
きみはもう 手遅れだよ」
わたしの一番くらくて深いところ
一等星からこぼれおちて宿る
あたまのなか 肥大するキミのにせもの
暗闇のなかで一回転 みえるのは燃えた生命の色
わたしはしんだっていい
きみの空想のなかでも
わたしはしんだっていい
きみはないたっていい
わたしの一番くらくて深いところ
一等星からこぼれおちて宿る
きみのせいで 握れない9mmパラベラム
暗闇のなかでくずれてく 守るべきひとはどこにもいない
わたしはしんだっていい
灼けるにおいに 反吐がでる
きみはないたっていい
わたしはしんだっていい
わたしはしんだっていい
きみがないたっていい
わたしはしんだっていい
眠る 日々のとなりで 息をやめよう
息をやめよう
- 作詞
みけたはな
- 作曲
みけたはな
- プロデューサー
みけたはな
- レコーディングエンジニア
みけたはな
- ミキシングエンジニア
みけたはな
- ギター
みけたはな
- ベースギター
みけたはな
- ドラム
みけたはな
- ボーカル
みけたはな
- バックグラウンドボーカル
みけたはな
- バイオリン
みけたはな
- アコーディオン
みけたはな
- 鉄琴
みけたはな
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ガットギター弾き語りシンガーソングライター、みけたはなによる第2作目のアルバム『きみの甲羅』。アシッドフォーク・シューゲイザー・ドリームポップ等、様々な音楽ジャンルが飛び交うこのアルバムは、前作の『きみの羽』同様に異質で妖しい雰囲気を漂わせている。
時に重苦しく時に温かい言葉で彩られた、極めて幻想性の高い内省的な歌詞が特徴。
甘く切ない歌声とウェットなクラシックギターを中心に、轟音のファズギターやトイピアノ、ヴィオラやフルートといった様々な楽器で展開されるこのアルバムは、聴き手に絶え間なくカラフルな幻想を魅せる。
楽曲のみならずジャケットのイラストも全て自身で手掛け、もはや「みけたはな」そのものの世界と言えるだろう。
アーティスト情報
みけたはな
2001年生まれの音楽家。ゲーム音楽やクラシック、シューゲイザーなど、様々な音楽に影響を受け作曲を始める。 クラシックギターでの弾き語りでは、リバーブや環境音などを駆使し独特な世界を作り上げる。 絵などの創作活動も好み、ジャケットの絵は自ら手掛けている。
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