またひとつ 言葉がおちて
ほこりで覆われる窓に
指先でえがいた弧は 雲のよう
許せずに歪む想いを
ただ伝えられたらいいのです
命がとおくで 泣いていた
ぼくの目には もうとどかないから
ねえ 消えたりしないでね
憂うつな 時間がすぎて
いつしか暗くなる空に
懐かしい夢はどこから くるのでしょう
痛みさえ 言葉にできず
うずくまる背中をみつめる
弱くて 憎くて 泣いていた
だれの目にすら とどかないまま
枯れることをねがうのです
- 作詞
みけたはな
- 作曲
みけたはな
- プロデューサー
みけたはな
- レコーディングエンジニア
みけたはな
- ミキシングエンジニア
みけたはな
- ギター
みけたはな
- ベースギター
みけたはな
- ボーカル
みけたはな
みけたはな の“窓辺”を
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ガットギター弾き語りシンガーソングライター、みけたはなによる第2作目のアルバム『きみの甲羅』。アシッドフォーク・シューゲイザー・ドリームポップ等、様々な音楽ジャンルが飛び交うこのアルバムは、前作の『きみの羽』同様に異質で妖しい雰囲気を漂わせている。
時に重苦しく時に温かい言葉で彩られた、極めて幻想性の高い内省的な歌詞が特徴。
甘く切ない歌声とウェットなクラシックギターを中心に、轟音のファズギターやトイピアノ、ヴィオラやフルートといった様々な楽器で展開されるこのアルバムは、聴き手に絶え間なくカラフルな幻想を魅せる。
楽曲のみならずジャケットのイラストも全て自身で手掛け、もはや「みけたはな」そのものの世界と言えるだろう。
アーティスト情報
みけたはな
2001年生まれの音楽家。ゲーム音楽やクラシック、シューゲイザーなど、様々な音楽に影響を受け作曲を始める。 クラシックギターでの弾き語りでは、リバーブや環境音などを駆使し独特な世界を作り上げる。 絵などの創作活動も好み、ジャケットの絵は自ら手掛けている。
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