歌詞

閉じた瞼の裏にほら

あの日のふたりが浮かんでいる

代わりばんこ 回ってこない順番

あたしじゃ駄目？どうしてなんで？

腐った性根

好き、嫌い、好き、嫌い、

好き、嫌い、好き。

「あの子が欲しいの」

「あの子じゃわからんよ」

好き、嫌い、好き、嫌い、

好き、嫌い、好き。

あんたが欲しいのどうしても

馨し香りに誘われて

その指止まったあたし蝶々

エグ味の残った青春劇

そっけない眼差しにやられてしまう

噂のかわいいおんなのこ

席替えしたいの総取っ替えしてよ

してよ、シてよ

ねえこんな顔も要らないわ

もう！

悴んだ指隠してた

あの日のふたりに見られないように

普段通り装い向かう終末

あたし違う？型違いの紛い物かもね

僻んだ造花美しく押花にでもしてよね

ちゃちなビーカーじゃ量れない

模範解答だけじゃつまらない

すき、きらい、すき、きらい、

スキ、スキ、スキ！

上履き上擦るは木目の踊り場

行為してる

姦し汚いお邪魔虫

お澄ましあの子と睨めっこ

心に焦がした内緒のノート

手を伸ばせど掴めぬ泡だもん

甘くはぐらかしてアルコールランプ

切ない匂いに汗ばんでしまったなら

ひどいよ、ひどいよ嘘つき。

針千本飲〼わ

…もう

艶やかに舞う さながら小春

髪の隙間に棲む温度にまたジャックされて

瞳に吸われて真白に蒸らして

まだ欲しいよどうしても

端ない背伸びの朱いベーゼ

「熟れない果実でも」なんて思うの

窓際そよぐ風　帰りの会

雌蕊同士じゃ交じり合えもしない？

今更喘げど 依然不戦敗

戯れスキンシップじゃもう誤魔化せない

痛いの痛いの飛んでけ

って哭いたって変わんないわ

もう！