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No.9

いつから僕らはこんな風に弱音ばかり呟き出しただろう?

いくらボヤいてみた所で他の何者にもなれない事に気付く

不満があるのは確かなのに言いたい事は不確かなままで

賛成も否定もせずにただ「日常」に胡座かいてた

若いことを言い訳に凄惨な言葉を積み上げたよ

今までに吐いた言葉など偽物でしかなかったんだ

背中丸め泣いた夜も

分け合って乗り切った絶望も

暫く引きずった想いも

いつか消えてなくなる事だらけ

歩んできた道を逸れるのも

不安から目背けてしまうのも

ただ単に逃げた訳ではなくて

次の知らない道を選んだだけ

いつでも僕らは間違うしその全て受け入れ生きていく

いざ選びとってみた物なんて所詮ゴミ以下の物ばかりで

完成されたものでさえいつか輝き失ってくなら

どうせ碌でもない様な人生だ持てるだけ抱えて生きてやる

泣き虫が災いして景色が乾くことがなかったよ

涙目に映してきた全て本物と呼べるものばかりだ

新生児が産声あげるのも

知らない間に誰かが飢えるのも

見て見ぬふりして生きているのも

全て素晴らしき地球の上

嬉しくて仕方がない朝も

何かを失ったあの夜も

奇跡によく似た必然も

僕ら教わったのは地球の上

今僕にあるものは無様なこの現在だ

今僕は失くしたんだ「もしも」を含んだ過去を

無いものは無いと下向いているより

今あることの刹那さを今ここにある全てよ

「いっせーの」で踏み切った生命が

沢山の「次」を創り出したよ

精一杯に紡いだ想いで

僕らという愛が産まれたよ

当たり前に生きている事

大事な次に出会えた事

今ある「1」を守り抜くよ

そして次の「1」を迎えに行こう

  • Lyricist

    Sota Murasaki

  • Composer

    No.9

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    No.9

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