歌詞

炭酸水の泡 口の中ではじけた

透明 雑念 雷鳴 遠雷

鳳仙花の実が 低い空ではじけた

宿命 諦念 曇天 倦怠

終わりながら 続く時間

ざわめきも静寂も　丸ごと飲み込む雲

気まぐれに時を止めて　駆け抜けただけの夕立

氷砂糖の夢　奥歯で噛み砕いて

とけていく形　とけ残る甘い味

遠いくせに届く言葉

流れ来てすり抜けて　遠ざかり消えていく

なのにまた手を伸ばす　柔らかく諦めながら

窓を伝う雫

熟れて落ちてくだけのリンゴ

育ってくことしかできないというのは　綻び

終わるくせに続く時間

鮮やかに色褪せてく　剥がしそびれたポスター

過ぎ去りし未来たちの　予感だけが　予感のまんまで