404AM (ホゾン)のジャケット写真

歌詞

裸の夢

MASAQUI

裸の夢

また来た

通勤電車は

普通に動いてる

裸の夢

みんなは服を着ている

裸の夢

誰も私を見ていない

裸の夢

恥ずかしいのは私だけ

起きてもまだ

ネクタイだけ締めている

駅のホームに立っている

鞄もないし靴もない

電光掲示板は八時二分

会社前の時間だけ正確

改札の音

コーヒーのカップ

誰かのイヤホンから

ニュースが漏れている

なんで誰も言わないの?

なんで誰も気にしないの?

エスカレーターは左に乗って

右は急ぐ人のレーン

私だけルールの外で

ルールどおり流れていく

裸の夢

みんなはスマホを見ている

裸の夢

私だけガラスに映らない

裸の夢

恥ずかしいより先に変

起きてもまだ

社員証だけ探している

会議室に座っている

議事録だけが開いてる

プロジェクターの白い光が

私の肩に乗っている

誰かがグラフを指している

誰かがうなずいている

アジェンダの三番目に

私の名前がない

教室でもあった

廊下でもあった

コンビニのレジでも

市役所の窓口でも

裸の夢は

場所だけ変えて

私の役割だけ

ゆっくり剥がしていく

服がないんじゃない

肩書きがない

鞄がないんじゃない

言い訳がない

裸の夢

みんなは服を着ている

裸の夢

誰も私を助けない

裸の夢

誰も気づかないから怖い

起きてもまだ

スーツの中が空っぽだ

裸の夢

終わったはずなのに

今日もなぜか

服だけ着ている

  • 作詞者

    MASAQUI

  • 作曲者

    MASAQUI

  • プロデューサー

    MASAQUI

  • プログラミング

    MASAQUI

404AM (ホゾン)のジャケット写真

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404AM 第12弾 ラストアルバム ホゾン。

消える前に、保存しました。

ホゾンは、404AMがこれまで記録してきた生活音、通知、夢、監視、孤独、認知のズレを最後にひとつのフォルダへ格納するアルバムです。

お誕生日おめでとう。

住宅街は正常です。

広告音声が優しい。

サイレントモードのまま、知らない番号が呼んでいる。

一見何でもない日常の言葉が、少しずつ別の意味を持ち始める。

このアルバムには、大きな終わりの音はありません。

ただ、保存完了の表示だけが静かに残ります。

シティポップ、ローファイ、ドリームポップ、壊れたダンスミュージック、VHSノイズ、スマートフォンの残響、住宅街の静けさ、駅の疲労、広告の優しさ。

404AMの最後の記録は、悲劇ではなくバックアップです。

忘れたかったもの。

消したつもりだったもの。

誰にも送らなかった言葉。

それらすべてが、まだどこかに残っている。

ホゾンは、終わりではなく、消えないための最後の処理です。

"