404AM (ホゾン)のジャケット写真

歌詞

18連勤の月見坂駅

MASAQUI

パチッ

月見坂駅で降りた

降りる予定じゃなかった

18連勤の最終日

気が付いたら降りていた

パチッ

駅名標だけ明るい

あっ

ここどこだっけ

終電を見送ったホーム

改札の向こうは静かだった

住宅街の窓だけ光る

誰ともすれ違わない

スマホを開く

1%

地図が読み込めない

どこかコンビニないの?

駅前の定食屋

暖簾だけ揺れている

奥に2人座ってる

一度も話さない

レンゲの音だけ響いてる

月見坂駅

路線図には載ってない

月見坂駅

誰も急いでいない

月見坂駅

なぜか安心する

私だけ疲れている

パチッ

何かが爆ぜる音

壁のコンセントを見つける

見たことない形だった

充電器を当ててみる

どこも合わない

中華丼が運ばれる

白い湯気だけ立っている

触ると冷たい

時計は1時12分

スマホが震える

お疲れ様でした

18連勤終了

明日は出勤しなくて大丈夫

理由が書いてない

月見坂駅

反対ホームに誰かいる

月見坂駅

私にそっくりだった

一人は乗って

一人は乗らない

音のない一両編成

ドアが閉まる

月が見ている

駅名標の下

お疲れ様でした

それだけ残っている

翌日

タイムライン

月見坂駅滞在

47分

  • 作詞者

    MASAQUI

  • 作曲者

    MASAQUI

  • プロデューサー

    MASAQUI

  • プログラミング

    MASAQUI

404AM (ホゾン)のジャケット写真

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404AM 第12弾 ラストアルバム ホゾン。

消える前に、保存しました。

ホゾンは、404AMがこれまで記録してきた生活音、通知、夢、監視、孤独、認知のズレを最後にひとつのフォルダへ格納するアルバムです。

お誕生日おめでとう。

住宅街は正常です。

広告音声が優しい。

サイレントモードのまま、知らない番号が呼んでいる。

一見何でもない日常の言葉が、少しずつ別の意味を持ち始める。

このアルバムには、大きな終わりの音はありません。

ただ、保存完了の表示だけが静かに残ります。

シティポップ、ローファイ、ドリームポップ、壊れたダンスミュージック、VHSノイズ、スマートフォンの残響、住宅街の静けさ、駅の疲労、広告の優しさ。

404AMの最後の記録は、悲劇ではなくバックアップです。

忘れたかったもの。

消したつもりだったもの。

誰にも送らなかった言葉。

それらすべてが、まだどこかに残っている。

ホゾンは、終わりではなく、消えないための最後の処理です。

"