

大地にポトポトと春の雫が落ちる時が来た。
一緒に何が落ちるのか、その時考える。
きっと、適当にしてきたものが落ちていくのだろう。
そうして痩せた気になって満足をして、大事なものを見落とすのだろう。
誰か気付いてくれるだろうか?
その落ちたものが、これからの自分にとって欠かせない雫の一滴だと。
他でもないたったひと雫、指に染み込ませるだけ、ただそれだけの事を。
自分で拾い上げる気がなくて、何がいいのか悪いのかも見分けられず、
いつかどこかで自分を誰かが救ってくれると勘違いして、
甘えているのは悪い事じゃないって、その限度も分からないで、
ずっと1人になる事なんかないって、
希望という言葉を良い方にだけ信じ続けて、
限界が来るまで春という言葉が暖かいと触りもしないで、
春は誰にも暖かいものだと信じ続けるのだろう。
誰か正してくれるだろうか?
春が冷たい風も運ぶ事を。
桜が咲いて散って、次の季節へ進むように、
雫を染み込ませた腕が、脚が、心が、新しい自分を形作っていく事を。
独りでも、穏やかに、虚わず、耐えていける自分を作れる事を。
春の雫が落ちる時、大地だけでなく、自分にも注がれる風を感じていこう。
そして、落ちるだけじゃない、進んで遠くにある物を探してみよう。
下を向いてもいい。上を向いてもいい。
春は自分だけで感じるものじゃない。
みんなで感じて開いて進んでいくものだから。
遠くにある雫はきっと冷たいけど暖かい。
- 作詞者
Vagienti
- 作曲者
Vagienti
- プロデューサー
Vagienti
- ボーカル
Vagienti
- ソングライター
Vagienti

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Spring’s Tears (2025 Remaster)
Vagienti
春の訪れとともに、心に静かに落ちる一滴の雫。
「Spring’s Tears」は、孤独や迷いの中でも前を向こうとする人へ贈る、
優しくも力強いアコースティックバラードです。
誰かの涙が、希望に変わるように。
静かな強さを持って、歩き出すきっかけになりますように。
アーティスト情報
Vagienti
Vagientiは、言葉で心を打つ作詞家であり、AI技術を活かした革新的な作曲家でもある。 一つひとつの歌詞に、リアルな感情と静かな情熱を込め、聴く人の内側に深く響く世界を描き出す。 AI作曲という新たなスタイルを取り入れながら、“人間らしさ”を失わない音楽表現を追求している。 時代に流されることなく、自分の言葉とメロディで、静かに、しかし確実に心に残る作品を紡ぎ続けている。
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