歌詞

咲き誇る桜もいつの間にか

風に舞い　地に落ち　土に還る

あなたが最後に口ずさみ　笑顔を見せた

あの歌のように

（命短し 恋せよ乙女）

生まれたての若葉が　光に微笑む朝

待ちわびた愛しい人の胸に飛び込むように

痩せた両手を伸ばし　帰らない旅に出た

残された時間を　一緒に生きたかった

繰り返す私たちの全てを許して

浅い息で紡ぐ　「ありがとう　幸せだった」

母から生まれなかった人は

この世に一人もいない

風にも星にもなったりしない

あなたの中に私がいたように

ほら　鏡に映る私はあなたに似ている

ありふれた日々を　命を削り送る

言葉にできることが本当とは限らない

今なら私も分かる　あの頃のいろいろ

これから歩く道に　どんな事がおこっても

あなたの口癖をつなぎ合わせて

行く先を照らそう　「ありがとう　歌うよ」

母から生まれなかった人は

この世に一人もいない

風にも星にもなったりしない

あなたの中にいたように

ほら　鏡に映る私はあなたに似ている

あなたの嫌いな「もしも」の魔法を

一度だけ使えるとしたら

いつか私がそばに行く日に「おかえりなさい」と

声をきかせて