Classic Front Cover

Lyric

Restart

AKIRA

拝啓 20歳になる自分に宛てた手紙

生唾を飲み込んですぐに封を切る

身の程弁えず夢を描く汚ぇ字

膝抱えて肩を震わせる深夜零時

一旦整理した頭で湿った紙をめくる

ノイズ混じりの声が入るRadio tape

もう既に陽ちゃんと

結婚していますか?

プロサッカー選手の夢

叶っていますか?

今、幸せに笑って

生きることが出来てる?

季節感のないジャージが

全て物語ってる。

朝5時行く当てもなく街に繰り出す

とにかく止まった時間を動かしたい

駅ホーム近づいたら足がすくむんだ

何度電車のケツ見たら気が済むんだ

声にならない声をトイレ叫び続けた

それもアナウンスの声で

すぐに搔き消された

大丈夫 君の声遥か先届いてる

汚い罵声の中で上げる産声

奴らはちょっとばかり

耳が遠いだけさ

そう考えると気が

少しは楽じゃない?

時に逃げ立ち向かい流す汗と涙に

意味をつけられるのは

自分以外にいない

今も苦しみ燻ってる負け犬に

この歌が届きますように

少しだけ昔 撮った家族の集合写真

引きつった笑い顔でこっちを見る俺

考えてみたらいつからだろうな

人の親切が素直に

受け取れなくなったのは

無駄に裏があるんじゃないかって

疑ってさ

気づいたら俺の周りには

誰もいなくなり

一人のほうが気楽って

自分に言い聞かせて

傷つくが怖い本音

必死に隠してたんだ

一匹狼気取ってマジでだっせぇだろ

笑いたきゃ笑ってくれ

そんなもんだ

中身は寂しがり屋

けんただの臆病者

口が裂けても言えなかった本当の事

自分の幸せを他人が決めている現代

見えない所で戦っているがもう限界

逃げて弱音吐くのは簡単だが

踏みとどまり根を張る奴の言葉には

言い値が付く

死にたいという言葉が

自然と口から出て

人工的に植え付けられた

価値観と戦って

SNSでそれとない言葉言ってみたり

自殺する勇気なんて

これっぽっちもないのに

音楽のおの字も知らなかった

クソガキが今Lyricを書き殴ってる

俺でよければ

何度でもケツぶっ叩いてやっから

この曲聴きにまたここに戻ってこい

大丈夫 君の声遥か先届いてる

汚い罵声の中で上げる産声

奴らはちょっとばかり

耳が遠いだけさ

そう考えると気が

少しは楽じゃない?

時に逃げ立ち向かい流す汗と涙に

意味をつけられるのは

自分以外にいない

今も苦しみ燻ってる負け犬に

この歌が届きますように

  • Lyricist

    AKIRA

  • Composer

    sanjohan studio

Classic Front Cover

Listen to Restart by AKIRA

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99年生まれの神戸を拠点に活動している期待の若手のラッパーAKIRA。
キャリアはわずか1年でついに待望の1st EP「Classic」が完成。
激しく心を揺さぶるエモーショナルな5曲を収録。
現在も様々な地域でLive活動を行っているヒップホップアーティストである。

Artist Profile

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