

無機質な町並みに足を取られ
沈み溺れるだけ
気づけばもう息の仕方さえ
まともに憶えてやしない
消えかけ点滅した街灯の光が
仄暗く渦巻いた感情を照らしていた
この心臓を動かし続けているのは
どうしようもない過ちと後悔で
大嫌い嫌いな自分を日々殺しているのは
どうしようもなく欲しがってしまうから
自分が何者かなんてもう知ってる
ああすればよかったって
あんなことしなけりゃよかったって
過去のこと考えたってしょうがないなんて
何も知らなければなんだって言えるでしょう
嗚呼
この心臓を動かし続けているのは
どうしようもない過ちと後悔で
大嫌い嫌いな自分を日々殺しているのは
どうしようもなく欲しがってしまうから
自分が何者かなんてもう知ってる
- 作詞者
karny
- 作曲者
karny
- プロデューサー
karny
- ボーカル
重音テト

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karny
都市の闇に潜むようなビートと、クールな重音テトの歌声が織りなすダークサウンド。
冷たさと熱情が同居するような世界観を描いた、ポップでありながらも退廃的なボカロアルバム『舞文曲筆』。
本作は、アーティスト karny によるファーストアルバム。
全編を通してダークなトーンを基盤にしつつ、切なさを湛えた一曲やロックの勢いを放つ一曲も収録し、多面的な感情を描き出している。
鋭いビートとクールなボーカルを重ね合わせることで、現実をそのままではなく“装飾された真実”として響かせることをテーマに制作された。
深く沈み込むようでありながらも、どこか凛とした余韻を残す一枚となっている。
