歌詞

教室の窓に　雨粒が踊る

ため息まじりに　ページめくる音

となりの席　ふと目が合って

それだけで今日が　少し違った

話したいこと　山ほどあるのに

言葉はまだ　傘の中

雨がふたりを　近づけた午後

ひとつの傘に　照れる横顔

いつもよりも　少しだけ勇気

くれたのは　この雨かもしれない

図書館の奥　ひとつの本を

同時に選んで　笑い合う瞬間

ふいの沈黙　気まずくなるけど

心の距離は　少し近づいた

話しすぎたら　壊れそうで

静けささえも　愛しくなる

雨が優しく　包んでくれた

見えない気持ち　そっと浮かべて

言えなかった　好きのひとこと

この空に　まかせてもいいかな

止まないでいて　もう少しだけ

あなたの隣　歩いていたい

季節がまた　巡りゆく時も

この恋は　雨と始まったんだ