カブキクリスマス

Mr.510 NEET
『カブキクリスマス』**

混沌、熱狂、そして笑い──。
Mr.510 NEET が放つ最新作『カブキクリスマス』は、歌舞伎町のクリスマスを“リアルとフィクションの境界線ギリギリ”で切り取った、圧倒的カオス系クリスマスアンセムである。

本作は、煌めくイルミネーションの裏でうごめく歌舞伎町の夜を、独特のユーモアと鋭い観察眼で描く作品。
サンタが煙草を吸い、トナカイが泥酔し、ホストとキャバ嬢が入り乱れ、カップルもキッズも観光客も巻き込んでいく “狂乱のクリスマス” を、疾走感あふれるリズムと中毒性の高い反復フレーズで表現している。

特にサビで連呼される
「カブキ！カブキ！カブキクリスマス！！」
は、一度耳にしたら忘れられない強烈なフック。ポップさとストリート感が共存する Mr.510 NEET 独自の“カオス・ポップ”が全編を貫いている。

歌詞には、歌舞伎町の象徴であるネオン、ラブホテル、ゴジラロード、客引き、ハイブランド袋を下げた若者、トー横キッズ、大合唱するカラオケ、そしてなぜか土下座するサンタ──。
実在の風景を彷彿させながらも、どこかコミカルで愛おしいキャラクターたちが次々と登場し、“ナイトタウンの縮図”を鮮やかに映し出す。

クリスマスソングでありながら、ロマンティックでも感動路線でもなく、「ただひたすら明るく、ただひたすらカオス」。
それでも不思議と街への愛情が滲むのが本作の魅力であり、夜に生きる人々の息づかいや笑い声まで聞こえてくるような臨場感がある。

SNS向けのバイラル性も高く、TikTokやショート動画と相性抜群。
パフォーマンス映え・ネタ映えするフレーズが多く、リリース後のムーブメントにも期待が高まる。

“歌舞伎町×クリスマス×カオスポップ”
という唯一無二の組み合わせで、新たなクリスマスの定番（？）となり得る異色作。
Mr.510 NEET の持つユーモアとローカル感、そして現代の狂騒を鮮やかに切り取った、冬の夜を熱くするクリエイションとなっている。