平成 23 年 11 月 7 日の午後
鳴らす倍音が霊魂の心中を察する
どこか半透明な容姿とは裏腹に
視覚と聴覚にやたら訴えてくる
境界線を彷徨ったりしながら
一線を越えてしまった者達を見ながら
気が付けば俺だけにしか見えていない日常
多分気が触れてしまったんだ
生死去来で 逝きたいよ
棚頭傀儡逝きたいよ
一線断時逝きたいよ
落落磊磊逝きたいよ
亡霊と共存する原則が三つ
「見える公言をしない」
「見ても干渉をしない」
「見えたことを共有しない」
長年守ってきた暗黙の了解を
興味本位で言葉にしてみたら案の定、
望んでいた破滅とは違う結末となり
それ以降は口を噤んだんだ
生死去来で 逝きたいよ
棚頭傀儡逝きたいよ
一線断時逝きたいよ
落落磊磊逝きたいよ
俺のディレイサウンドは水陸両用
この音が鳴っている間は全て灰色
最初から決まっていたんだ
最初から決まっていたんだ
- 作詞
大森優
- 作曲
大森優
山茶花 の“亡霊と去り行く”を
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収録曲
1.砦
2.月下より
3.ブルボン伯爵邸
4.亡霊と去りゆく