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歌詞

雨音シンクロ

Frogman

路地裏(ろじうら)のカフェ 冷めたカップに

溶けきれない想いが 輪を描く

アーケードの隙間で 雫が合図

足元だけ ふたりを包むフレーム

ねえ 言葉はただの雨音

胸のノイズを 隠せないまま

手の温度が 未来を測る

拍子を合わせる ふたりの鼓動

恋の雫が 頬をすべるたび

世界はやわらかい フィルムの中

「好きだよ」より 深いリフレイン

溺れそうな Melody in the rain

薄曇りの午後 ガラス越しの街

行き交う傘の群れ モノクローム

「さよなら」を怖がり 言い訳を集め

タクシーのテールライト にじむ視界

ほら 真夜中まで残る香り

記憶の隅で 揺れるシルエット

指先から 伝う切なさ

零れ落ちても 名前を呼ぶよ

恋の雫が 瞳を照らして

沈黙(しじま)の底から 声を探す

「会いたい」より 長いサスティン

ふたりだけの Harmony in the rain

雨粒のリズムで 紡いだ約束

破れたポラロイド 胸ポケット

滲むインクを 舌で辿れば

まだ甘い Memory & pain

恋の雫が 夜空を貫き

心の割れ目に 灯りを落とす

「永遠」より 淡いシグナル

それでもまだ 君を歌う

Drop of love, keep falling

雨がやむまで そばにいて

Stay with me, keep calling

雫が消える その先へ

  • 作詞者

    Frogman

  • 作曲者

    Frogman

  • プロデューサー

    Frogman

  • ボーカル

    Frogman

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フルアルバム第2作「monochrome」。テーマはただ一つ——“灰色の世界に疲れたら聴いて。”
派手さより、長く効く余韻を。感情の粒立ちを邪魔しないダイナミクス、深すぎないリバーブ、少しざらつくテクスチャ。夜更けの独白や帰り道の足音、窓を打つ雨、信号待ちの無音——そんな日常のモノクロに、淡いハイライトを描くように作り込みました。
「灰-kai-」で始まる微かな痛みは、「Quiet Lantern」「灯り」で柔らかく解かれ、「GlitchTheNight」で揺れる心拍は、「雨音シンクロ」や「空っぽ交差点」で静かに水平を取り戻す。
そして「エンドロールは土砂降りで」へ。滲む文字の先に、「放課後アクアリウム」「またねの合図」が置くのは、別れの手前にあるやさしさです。
色を失ったような日でも、音はまだ温度を持てる。そんな信頼で束ねた一枚が「monochrome」です。

アーティスト情報

Frogman Sounds

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