monochromeのジャケット写真

歌詞

またねの合図

Frogman

ポケットのメモ にじんだインク

終電まぎれ ほどけた約束

言えないままの 「またね」の続き

低い月だけが うなずいている

つよがりのまま 息をそろえて

泣き顔よりも やさしい声で

またねの合図で 夜を渡る

ちいさな灯りを 胸で守る

見えなくなっても 消えはしない

はじまりはいつも さよならの先

線路沿いには 言葉の欠片

踏むたび少し 軽くなる靴

遠回りでも 君に向かう地図

破れた角を そっと重ねた

弱さを抱いて 歩けるように

手放す勇気を 今は選ぶ

またねの合図で 夜を渡る

ポケットの震え まだ温かい

もし迷うなら 名前を呼んで

たしかめるたびに 朝が近づく

暗がりのまま 灯るものがある

「大丈夫」のかわりに 歌を置いていく

またねの合図で 夜を渡る

昨日の涙を 光に変える

ほどけた糸でも 結びなおせる

はじまりはいつも 君の笑顔に

  • 作詞者

    Frogman

  • 作曲者

    Frogman

  • プロデューサー

    Frogman

  • ボーカル

    Frogman

monochromeのジャケット写真

Frogman の“またねの合図”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

フルアルバム第2作「monochrome」。テーマはただ一つ——“灰色の世界に疲れたら聴いて。”
派手さより、長く効く余韻を。感情の粒立ちを邪魔しないダイナミクス、深すぎないリバーブ、少しざらつくテクスチャ。夜更けの独白や帰り道の足音、窓を打つ雨、信号待ちの無音——そんな日常のモノクロに、淡いハイライトを描くように作り込みました。
「灰-kai-」で始まる微かな痛みは、「Quiet Lantern」「灯り」で柔らかく解かれ、「GlitchTheNight」で揺れる心拍は、「雨音シンクロ」や「空っぽ交差点」で静かに水平を取り戻す。
そして「エンドロールは土砂降りで」へ。滲む文字の先に、「放課後アクアリウム」「またねの合図」が置くのは、別れの手前にあるやさしさです。
色を失ったような日でも、音はまだ温度を持てる。そんな信頼で束ねた一枚が「monochrome」です。

アーティスト情報

Frogman Sounds

"