

ねじれた朝が 足首をつかんで
昨日の影だけを 連れてまわる
ほどける予感が 胸の奥でしずんで
名前のない渇きだけが 呼吸していた
薄い温度の思い出を
ひとつずつ噛みしめるたび
形のない痛みだけが
この街をやさしく濁らせた
触れたら消えて 消えても残り
言葉より速く 心が走る
逃げたいのに 逃げきれなくて
また今日の端っこに立つ
まわって まわって まわって
夜明けの縁をかすめ
はねて はねて はねて
心臓が追い越してく
ゆれて ゆれて ゆれて
答えのないまま進め
ほどけて ほどけて ほどけて
もう戻れなくてもいい
雪の底に眠っていた
ずれた鼓動がじわりと目を覚ます
冷たいはずのその声は
なぜか一番あたたかかった
欠けたままの本能を
そっと磨くみたいに
歩いた跡だけが
静かに世界をひっくり返す
落ちていく音を拾って
歪んだ未来を並べたら
君の影の形だけ
どうしても消せなかった
まわって まわって まわって
夜明けの縁をかすめ
はねて はねて はねて
心臓が追い越してく
ゆれて ゆれて ゆれて
答えのないまま進め
ほどけて ほどけて ほどけて
もう戻れなくてもいい
かざして かざして かざして
名前より確かなもの
こぼれて こぼれて こぼれて
それでも手が伸びるよ
さわって さわって さわって
触れたい嘘とほんとの境界
まだここで まだここで まだここで
呼吸してる
- 作詞者
UONOSE
- 作曲者
UONOSE
- プロデューサー
UONOSE
- ミキシングエンジニア
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- グラフィックデザイン
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Rudolf
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