蝉の音はもう聞こえないのジャケット写真

歌詞

蝉の音はもう聞こえない

TokaP

八月の、君のめが

毒虫に冒される様を見ていた

咲き誇る灰の海

頬なでた夏の温度は生ぬるい

されるがまま言い返すことも無く

(ぱらぱら、哀の音)(ひらひら、落ちた色)

腐り散った君は

(さらさら、頬を伝う)

まるで僕のようだった

終わりのない、全て洗い流す雨

蝉の音はもう聞こえない

夕立ぬ、君のあと

粘膜をぬめる臭気が背をなぞる

頭の中冷えきって

青ざめているのは多分、雨のせい

穢れを知らない赤子のように柔く

(ぱらぱら、哀の音)(ひらひら、落ちた色)

崩れそうな影は

(さらさら、頬を伝う)

水銀の中で踊っている

振り募る、鼓膜を何度も叩く雨

耳塞いでても聞こえた

されるがまま言い返すことも無く

(ぱらぱら、哀の音)(ひらひら、落ちた色)

腐り散った君は

(さらさら、頬を伝う)

まるで僕のようだった

終わりのない、全て洗い流す雨

蝉の音はもう

何もかもが、聞こえない

咲き誇る彼岸花

何度でも、散りゆくきみにさよなら。

  • 作詞

    TokaP

  • 作曲

    TokaP

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