記憶のカケラのジャケット写真

歌詞

この手

河村麻未

言葉が生まれてこないから私は必死で考える

もやもや思うこの心を何で表そうかと

そうして出来たこのメロディーにあなたがギターを重ねるの

ハミングみたいな頼りない音で 声でも

ちぐはぐな音符をかき集めて

上手くハマらないから放り投げて泣いた

跳ねる 飛べる 行ける 揺れる地平線目指して

つかむ景色描くクレパスだけ手にして

そうしてひたすらがむしゃらに走り続けていた私の

感覚が生きづいてるのは 血まみれの足の裏だけで

やっぱり思い探していたユートピアなんてなかったんだ

この手でつくり出す以外にはもう術がないんだ

放ったらかしの音符よせ集めて

ごめんねと優しくキスをあげて泣いた

走る 叫ぶ 笑う 2人だけのリズムで

この手ひと握りの愛を解き放つよ

怖れることなんてきっとありふれてることで

ふさいでばかりだった私の目に光を見せてくれた

回る 揺らぐ 転ぶ 空と地上の真ん中で

この手強くつなぐ 書きかけの唄抱いて

跳ねる 飛べる 行ける 揺れる地平線目指して

つかむ景色描くクレパスだけ手にして

走る 叫ぶ 笑う 2人だけのリズムで

この手ひと握りの愛を解き放つよ

  • 作詞

    木下直子

  • 作曲

    木下直子

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2008年リリースの1st Edition(CD-R版)から9年を経て2nd Edition発売!
新ジャケット、12Pブックレット付き、さらには追加収録の「陽だまり色」を含む全10曲入りとなっており、1st Editionを持っている方にも楽しめる作品である。

今作はプレスCD盤でのリリースとなり、全曲New Mix、Remasteringが行われている。
音の分離を損なうことなく厚みは格段に増した楽曲達はまた新たな顔をみせてくれる。

一曲目を飾る力強いナンバー「アシアト」はこの9年間、彼女の歩んできた道のりが表現されたような曲で、時を経ることにより詩曲の持つ意味合いが非常濃くなったように感じる。
その他にもライブで歌い続けてきた彼女の代表曲の一つである「赤いくつのワルツ」、本人が作詞作曲を手がけた「君の声」、涙腺を刺激するバラード「長い雨」など捨て曲なしの名曲が並ぶ。
名曲達と共に河村麻未の歴史を感じ取ることのできる一枚。

アーティスト情報

  • 河村麻未

    1989年滋賀県甲賀市に生まれる。 クラシック好きの両親の勧めで7歳の頃に児童合唱団に入る。 又、叔母がピアノの先生だったこともありピアノも始める。 合唱団では童謡やジブリ作品、クラシックなど様々のジャンルの 曲を歌う。幼少期から続けていた合唱の影響もあり高校は音楽科のある 高校に入学。3年間さらに声楽を学び近代イタリア歌曲を主に歌う。 この頃、県の声楽コンクールで3位入賞。と同時に軽音部に入部。 そこで出会った先輩の誘いで学校外でバンドを組み、滋賀のライヴハウスで ライヴを定期的に行う。そしてYAMAHA TEEN'S MUSICの京都本選に残る。 このように高校時代は声楽とバンド活動を両立する。 卒業後、バンドは解散しソロになる。 2008年秋、初の音源「記憶のカケラ」を発表。 2017年春、9年ぶりとなるセカンドアルバム「夢のつづき」をリリース。 現在、関西を中心に活動中。

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