リリース日: 2026/08/25
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『TWILIGHT』は、眩しかった時間が過去へ変わる、その境目を描いた9曲のアルバム。夕暮れは昼の終わりでありながら、まだ闇ではない。別れた君、なくなった店、過ぎ去った夏、かつて平和だった世界。もう同じ場所へは戻れないと知りながら、光が残っているあいだ、その景色を見つめ続けている。
青い月の下で眠りに落ちる二人、花びらが渦を巻く黒い川、泉のほとりで空を見る君、ひとりで聴く深夜のラジオ、遠い岬に舞う夏の塵、野外パーティーのディスコボール、雨に沈む心、夕日に染まる18時のターミナル。歌詞の時計は午前10時から夕方、夜、真夜中までを行き来するが、どの景色にも、何かが消えてしまう直前の光が差している。
サウンドはエレクトロニック・ポップを軸に、ハウス、ディスコ、ラテンのリズム、ニューウェーブやダウンテンポまでを横断する。歌詞が過去を振り返る一方で、ビートは現在を前へ進み続ける。寂しさに沈み切らず、身体は踊り、風にシャツが揺れ、川面やディスコボールが光を返す。その明るさと切なさが同時に鳴っていることが、このアルバムの大きな特徴である。
ここで描かれる「TWILIGHT」は、単なる夕暮れではない。記憶と現在、幸福と喪失、光と闇、平和だった時間と不穏な今が重なる、どちらとも決められない時間である。「ただ見てる」と歌う視線も、何もしないという意味ではない。消えていく季節や人を、最後まで忘れずにいるための行為なのだ。
『TWILIGHT』は、失われた時間を美化するだけのアルバムではない。悲しい出来事や止まらない世界を見つめながら、それでも闇の記憶を飛び越え、もう一度眩しい季節に触れようとする。光が完全に消える前の一瞬を、音楽の中に残そうとしたアルバムである。
AFURIクリエイティブチームで編成された音楽プロジェクト「Gokuraku Virtual.」。 食と都市の風景、その余韻をエレクトロニック・ミュージックとして編み直しながら、東京という都市が持つ現実感と夢のような異世界性、そのあわいに漂うやわらかくも少し不思議な“極楽”を描き出していく。 AFURIという世界観の奥行きをひらく、もうひとつの表現である。
AFURI Musique