Natsume's Kokoro Front Cover

Lyric

Natsume's Kokoro

Ryoji Motoishi

鎌倉の海 ざわめく波の音

先生!あなた、と出会った あの熱い季節

誰も寄せ付けない その背中に

僕はなぜか 惹かれていた

「普通の人間が、いざという間際に、急に悪人に変わる」

そう静かに笑う 先生!あなた、の瞳の奥

冷たい影が 揺れていた

下宿の部屋 灯りを灯して

三人の影が 交差する

信頼と、恋情と、静かな疑惑

「奥さん、お嬢さんを僕にください」

親友(とも)が言いたかった言葉を 僕が奪った

エゴイズムから生まれしブーメラン

親友(とも)を追いやり 更には

僕の心を蝕んだ

「精神的に向上心のないものは、馬鹿だ」

ほんとそうだね そう思うよ ある種報いだね

あの日から僕は 生きたまま死んだのさ

襖の向こう 冷たくなっていた「K」

流れた赤は 消えないTATOO

裏切りから手に入れた 幸福なんて

氷でできた 重なるペアリング

妻の笑顔は眩しすぎるから

僕は闇の影に紛れるよ

過去を隠して 愛せやしない

ユダよ 君もこんな感じかな

誰も信じられない 自分すら信じられない

孤独という名の牢獄で 息を潜めてきたこれまで

「先生」と呼ばれるたび 胸が締め付けられる

聖人なんかじゃない 僕はただの咎人だ

明治の風が 吹き抜けてゆく

大いなる明治の炎が 消える

乃木の将軍 お供を貫く

昔は美徳、今は「古い道徳」

大正、昭和、平成、令和と

移ろう時代に価値観 すり替わる

かつての正義も 愛の罪も

時の流れに 風化していくのか

この世の 時流に置いてけぼりの 誇り

許すことのできぬ 自らの過ち

分厚い手紙に 悔いと因習を載せてみた

青年よ、これがお前の知りたかった「僕」の正体だ

どうかな?時代遅れの価値観と 利己に走った哀れな末路

これが人間の 「こころ」の正体だ

「明治の精神が 始まった私に 生まれ、

明治の精神が 終った私に 死ぬのです」

「純白が、私の唯一の希望」

先生!あなたが妻に伏せたこころとは

「時代が違う」の お決まりの文句、現代人の成長の足跡。

  • Lyricist

    Ryoji Motoishi

  • Composer

    Ryoji Motoishi

  • Producer

    Ryoji Motoishi

  • Vocals

    Ryoji Motoishi

Natsume's Kokoro Front Cover

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    Natsume's Kokoro

    Ryoji Motoishi

A literary ballad inspired by Natsume Soseki's "Kokoro" - betrayal, guilt, and shifting moral values across generations, told through the eyes of a man haunted by his past.

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