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本作は、1990年代後半のPlayStation 1時代が持つ独特の空気感を、現代のLo-fiドリーム・ポップへと昇華させたノスタルジックな一曲です。78bpmの心地よいヒップホップ・ビートに、テープ・サチュレーションで温かみを加えたデチューン・シンセが重なり、雨の日の深夜、静かな自室でゲーム画面を見つめていたあの頃の記憶を呼び起こします。
歌詞の核となるのは「低解像度だからこそ手が届く気がした」という切実な想いです。荒いポリゴンの向こう側に本物の森を見出し、バイオハザードの洋館で震えながらも進み続けたあの「無敵感」。それは単なるゲーム体験ではなく、不完全なデジタル世界に自分自身の魂を投影していた純粋な時間の記録です。ビットクラッシュされたノイズやブラウン管の微かなハム音が、メモリーカードの中に眠る夢の破片を優しく繋ぎ合わせます。かつて無敵だった子供時代と、その記憶を抱えて生きる現在の自分を繋ぐ、美しくも儚い「セーブデータ」のような音楽体験です。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。