Lyric

降り積もる 忍ぶ 想ひ 今 天に舞え

古（いにしえ）の記憶を辿る 幼き日 手を取り無邪気に微笑い（わらい）

紡ぎ合う言の葉 心に留（と）め 抱き締める日々が

このまま永久（とわ）にあると夢を見ていた

胸に秘めたこの恋は 今はもう届かなくて

抱えきれず零れ落ちそうな 切なく慕う密やかな想ひ

扇の風に乗せて 天まで届け

ひらひらと 水面に落ちる 花びらに 届かぬ心を託し

睦み（むつみ）合う儚き夢を抱いて

目前の高嶺の花に捧ぐ恋しき想ひの舞

心乱すこの恋は 炎となり身を焦がす

水面に揺れる波紋のように ゆらゆら揺れる不確かな絆

扇の風に乗せて 天に舞い散れ

限りのある刻（とき） もしも別の未来があるなら

綴られる恋文 遥か彼方へ 指先で語る想ひの丈届けよう

胸に秘めたこの恋は 今はもう届かなくて

燃ゆる想ひ幾たびも消して それでも慕う絶えぬ恋心

扇の風に乗せて 天まで届け