

「自分としていられてよかった」
「自分の代役はいないんだ」
今はそう思えない自分が、
大嫌いで、大嫌いで、
森羅万象に嘘をついて、
古い皮に身体を通して、
感覚が抜け落ちた時から、
変われなくて、飼うばかりで。
ぜんぶ無かったことにしたくて、
でもそれは今日が可哀想で、
今更踏み留まってばかり。
ぜんぶそうだ。いつもそうだ。
きみとの壁すら取り払って、
滅茶苦茶にイき急ぎ始めて、
くだらない答えを求めてる。
「ごめんやっぱ、死にたくって。」
変わりたくて変われない僕は
勇気も擦り減らして死にたくなった。
今日も明日もきみは生きてる。
生きていてほしい。じゃないと困る。
馬鹿にされて淀んだ瞳で
揺れる波感じて沈みたくなった。
今日も明日もきみは生きてる。
生きていて。生きていて。生きていて。
今日も手始めに苦し紛れ。
ハサミの刃の部分を渡され。
悟られないように握りしめ。
血が出てなお、過剰なくらいに。
眠るビッグニュースは数多で。
突然義務感に襲われて。
不本意な明日に苛まれ。
早く来てよ。二度と来るな。
明日からの色は何色だ。
明確な答えなどあるのか。
あってたまるかなんて嘘だよ、
きみのせいだ。そんなことないよ。
転がり回る僕の景色は、
段々と低空飛行気味。
目の前が真っ暗になる時、
僕は誰と?僕は誰の?
きみは誰と、きみは誰の。
解りたくて判らない僕は
自分ごと捻じ曲げて吐きたくなった。
今日も明日もきみは生きてる。
生きていてほしい。何かのために。
判っていて解らない僕は
すべてを投げ出して轢かれたくなった
今日も明日も僕は生きてる。
生きてられるかな。何かのために。
変わろうとしてもがいた僕は
きみを思い出して泣きそうになった。
今日と明日だけはとりあえず、
生きてられるかな?生きてられるかな?
頼りきって空っぽの僕は
きみしかいないから泣きそうになった。
僕のためじゃないのは知ってる。
でも生きていて。生きていて。生きて。
- 作詞者
榎下アキ
- 作曲者
はるーえ
- プロデューサー
はるーえ
- ミキシングエンジニア
はるーえ
- マスタリングエンジニア
はるーえ
- ボーカル
初音ミク
- バックグラウンドボーカル
初音ミク

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きみに、告ぐ。 (feat. 初音ミク)
はるーえ
アーティスト情報
はるーえ
軽やかにピアノとシンセを操り、“可愛さ”の中にある“痛み”を描き出すボカロP/ピアニスト/アーティスト。 2020年より活動を開始し、主に初音ミクを用いた楽曲をYouTubeやニコニコ動画にて発表。 ピアノとシンセを中心に構築されたサウンドは、可憐でありながらもどこか不穏で、聴く者の心に残る強い印象を残す。 「胡蝶の夢を魅て」「痛いの痛いのshowtime!!」「悔やみんぼ少女の泡沫日記」など、恋愛の痛みや“普通”に縛られた心をモチーフにした楽曲を次々と公開。 “愛が重い”という感情を等身大に描き出し、儚いメロディーと鋭い言葉のギャップで共感を呼んでいる。 “ヤンデレなただの音楽好き”を自称しながらも、彼女の音楽は聴く者の心に静かに寄り添い、時に救いを与える。 はるーえの紡ぐ音は、可愛さと狂気、孤独と共感が交差する場所に生まれる。 ●YouTube: https://www.youtube.com/@harue523 ●Twitter: @harue523
はるーえの他のリリース
初音ミク



