

海は暗かった
どこまで続いているのか
わからなかった
波の音だけが
静かに繰り返していた
遠くの街も
見えなくなって
空と海の境界さえ
曖昧になっていた
それでも
遠くにひとつだけ
光があった
近づくわけでもなく
離れるわけでもなく
ただ
そこにあった
灯台は
何も語らない
名前も
理由も
持っていない
それなのに
見失わなかった
夜が深くなるほど
光は小さく見える
だけど
消えそうには見えなかった
海を渡る誰かも
帰る場所を探す誰かも
きっと同じ光を
見ていた
風は冷たかった
波は変わらなかった
それでも
進む理由だけは
残っていた
灯台は
道を教えるんじゃない
進みたいと思う気持ちを
思い出させる
遠くにあるから
見えるものがある
届かないから
消えないものがある
灯台は
海の上の光じゃなく
夜の中の約束だった
振り返っても
まだそこにあった
- 作詞者
YOHAKU
- 作曲者
YOHAKU
- プロデューサー
YOHAKU
- ラップ
YOHAKU

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