街は、此の所ずっと性善説に浸かってる。
「誰もが罪を咎められない世界にしよう」!
ロールシャッハ。街路のタイル、何に視える?
今日も星ひとつ無い、夜が隕ちてきそう。
「その話、もう聞いたよ」?
未来予知みたいに君は云う。
五線譜の街は、譜面通りに、
ただ合奏するだけ。
街路樹に埋もれた歩道橋、
明けも透けも、全て見渡せる。
隘路に届く様な光景も、
何処かに仕舞ってある妄想だ。
「既視感の正体は」?
「昨日の昨日、来た庭園」?
「既視感の正体は」?
「昨日の昨日、観た白昼夢」?
「既視感の正体は」?
「変わり映えのしない場面」?
「既視感の正体は」?
既視感の正体は?
割れたコップなら、今日もまた割れる。
「あーあ」。と溢して、片付けている。
買った覚えの無い、同じ欠け跡のコップ。
「寝て起きたら————」。ってこういう事?
「ねえ、その話、もう聞いたよ」?
未来予知みたいに君は云う。
植物園は、管理下に於いて、
四季彩を創るだけ。
「寝て起きたら全て忘れる」なら、
「昨日に覚えはないでしょう」?
俄雨に備えて傘を点す、
君が云うなら、間違いは無いんだろう。
街路樹に埋もれた歩道橋、
明けも透けも、全て見渡せる。
隘路に届く様な光景も、
何処かに仕舞ってある妄想だ。
空想が弾けていく瞬間の、
憧憬と、残響を失くしたら。
灼き付ける前に目が醒めて、
また、「思い出してしまう」のかな?
「既視感の正体は」?
「昨日の昨日、来た定演」?
「既視感の正体は」?
「昨日の昨日、観た白昼夢」?
「希死感の正体は」?
「変わり映えのしない場面」?
「希死感の正体は」?
既視感の正体は?
- 作詞
Yunoshin
- 作曲
Yunoshin
Yunoshin の“既視感の街並み”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- 1
Introduction #01
Yunoshin
- 2
Lights, Colors, New Worlds
Yunoshin
- ⚫︎
既視感の街並み
Yunoshin
- 4
Impression #01
Yunoshin
- 5
Outroduction #01
Yunoshin