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72BPM(Aメジャー)のゆったりとしたテンポで奏でられる、メランコリックなオルタナティヴ・ポップおよびエクジステンシャル(実存的)・フォークです。Aメロの静謐なピアノとストリングスから始まり、サビでは壮大なオーケストレーションへと展開(スウェル)します。2回目のサビまでドラムを一切排除し、ミニマルなブラッシュ・キットのみを使用するストイックな構成や、ブリッジでの美しいオーボエのソロが、バロック・ポップのような親密で格調高いサウンドスケープを作り出しています。
歌詞は、人生の分岐点と「選ばなかった道」を生きる無数の「私(watakushi)」に向けた、哲学的なメッセージとなっています。後悔や未練といった暗いトーンではなく、優しい哀悼と現在の自分に至ったことへの感謝が込められており、幾重にも重なるボーカルレイヤーがパラレルワールドの自分たちを見事に表現しています。EDMやトラップなどの現代的なポップ要素を完全に排除し、最後はすべての可能性が一つに収束し消滅していくかのようにフェードアウトしていく、美しくも儚いシネマティックな楽曲です。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。