歌詞

やわらかい闇のなか

誰かが僕を呼んでいた

それでも　まだ　目を開けず

怖いものを見ないように

あのとき　殻を破った

痛みとまぶしさに震えながら

この世界が　僕を試すように

風は冷たく　空は広すぎた

小さな傷に　光が差したとき

振り返れば　そこにいたんだ

何度も僕を　あたためた手が

「見えるもの」を信じたくて

本当はもう知っていた

誰かの優しさが染みていたこと

灯っていた　小さなランタン

誰かの涙のあたたかさが

僕の背中に　手を当てたんだ

そう　あの日　殻を破った

そして　今　飽きもせず歩く

恐れたものの中にある希望

手渡したい　この声の先に

あなたがくれた　愛という光

ありがとうを　まだ言えてない

でも　聞こえてる？

たまごのままで　震えてた僕が

今　ここに立ってるよ

だいじょうぶ　今日も殻を越えてく

何度でも生まれ変わっていく

明日のまぶしさをつかみ

あなたのように　誰かを守るんだ

たまごのままで　泣いてた僕が

いま　この手で　誰かを照らす

あなたがくれた　ぬくもりのように

僕もいつか　誰かの殻を　ほどくよ