Crown Shyness Front Cover

Lyric

Okaikei

WAKABA

「頑張れよ」「まだ若いんだから」

無責任な言葉「有難う笑」

居酒屋で隣になったおっちゃん達と話して

音楽やってるって言うと大体こう返ってくる

「好きな事をやれるなんて今のうちしか無いから思った通にりやってみたら

良いと思うよ俺は」

「いや、俺ずっと続けるつもりなんですけどね」

「良いね、じゃあもう一杯飲もうか」

グラスを握るおっちゃんの左薬指を見つめて

今の「言葉の重さ」ってやつを痛感した

「ごめん俺ちょっと先に帰るわ」

「明日子供の運動会なんだよ」

「あ、そうだミュージシャンもう一杯飲んで帰りな、店長これこの子に」

「良いのよ売れたら周りに自慢するから笑」

そう言って渡された千円札を握り締めて

「しっかり受け取りました」と嬉しそうな店長

きっとこの人達にもどこかしらの居酒屋で

1杯ご馳走になった過去があるのだろう

バイト先の主婦さんが俺のMVを見つけて

「〇〇地区のママ共全員に

共有しておいたから」って

なぁ、これが売れてないと言うのかな?

俺にはどうしても売れたように感じる

マイク持って歌うだけがラッパーじゃない

むしろそんなもんは“ラッパー”の

小さい“ッ”にもならない

俺のhiphopはステージに

上がるもっと前に始まり

ステージに上がった時点では完成している

良いものを作りたい本当にこれだけで

売れたいは結果でブレない舐めんじゃねぇ

嘘で書いた歌詞はいずれ剥がれる鉄仮面

信じてくれた人にだけ届けるのは

その逆に信じてくれた人を裏切る事で

「プレッシャーになったらごめん」って

言ってくれたけれど

そんなプレッシャーくらい背負って登る頂上

バトルにそんな出ない今も月1くらいで届く

DMは俺の心を温かくしてくれるよ

どうしても目につきやすいのは

マイナスな意見だけれど

実際耳に入るのはプラスが多かった

あまり帰ってこない父親はいつも

帰ってくると「活動はどうか」と

必ず聞いてくる

その際に俺が「まぁまぁ」と答えるのは

その質問だけで

胸が張り裂けそうな気持ちになるから

好きな事をやらせてもらっている人間にとって

支えが甘えになる事は罪だ

「ラッパーは特別」勘違いも甚だしい

貴方が柱なら俺が屋根

「お会計お願いします」

「いや、こんな安い事ないですよね?笑」

「いやいや本当に払いますって」

「そうですか、、じゃあ、お言葉に甘えて」

問題

5000円を握りしめて飲みに行きました

2時間飲んでお家計は1000円でした

家に帰ってお財布を見ると

7000円になっていました

増えた2000円の正体とは?

  • Lyricist

    EITO

  • Composer

    HIRATE MARINO

Crown Shyness Front Cover

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