Lyric

コンクリート湿っていた

乾いていた空気

焦燥感に駆られていた

君の匂いが残るこの冬は

まだ理解できない気持ちを抑えて

君を失った生活の中で

なにを信じて歩けば良いのかな

ゆらゆらと木枯らしに押され

もう　今すぐに飛んでいっちゃいそうなんだよ

君の匂いが

ふらふらと足は動き出して

鼓動は高鳴って

もう一度君に会いたくなって走り出すよ

君が好きな歌口ずさんで

まだ、ねぇ、まだ君を想っていたい

夢でも良いからさ

儚いこの気持ちだけが　行き場を失った

ここで君を待つよ

時は流れて

曖昧になって

淡い記憶だけが残って

「もうどこにも居ないんだね。」

君の声が聞こえない

どんな顔で笑っていたかな

なんで、そんなこと思うんだろう

忘れたくないから

胸が苦しい君の匂いかな

最低最悪な結末を迎えた　あの日

最期の言葉は聞こえていたかな

あの「さよなら」の意味を

いまだに考えてしまうのは

忘れものをしたような気がするから

今でも鮮明に最期の君の顔が瞳にうつる

もう嫌になるよ

わかっているんだけどね

君が望まないことも

ごちゃごちゃな感情だけが生き続ける

ねぇ、もう会いたくなって

あぁ、もう会えなくなって

何度も君の名前を叫んだんだよ

君は風のように消えてしまったんだね