歌詞

痛みを分けあえるようにと

酷く青い神が言う

冷たい地べた　混ざりあうふたりは

ひとつの夢をみる

白い雪に

紛れるように

ひとり　ふたり

鏡写し

ひたすら

薪を焚べて

息をしていたって

疎まれているような

いつしか

青く怕い夢を見ました

酷く脆いフランシウム

壊れたガイガー＝ミュラーを

なぞる混濁に

救われるような

開かないドア

あまりに幼い信仰

雪が降りしきる

呪いがつぶさに手を触れる

不思議な光を浴びれば

明日も生きられるようで

寂しい部屋で笑いあうふたりは

優しい虚になる

命も分けあえるようにと

酷く淡い神が言う

愛憎混じる共晶の呪いに

光が降り注ぐ

「ふたりでずっといられるのなら」

「ふたりが離されぬのなら」

海底沈む月のように光る

青白色の夢

ふたりとけあういのちのうらめ