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●楽曲の世界観と説明
1972年、ディープ・パープルが日本で残した伝説的ライブ・
アルバム『ライヴ・イン・ジャパン』。
黄金期メンバーによる圧倒的な演奏と、ライブが始まる直前
の張り詰めた空気感は、今なおロック史に深く刻まれている。
当時のディープ・パープルは、いわゆる“黄金期”と呼ばれる第2期メンバーによって構成され、ハードロックというジャンルを極限まで研ぎ澄ませていた。
リッチー・ブラックモアの鋭利なギター、ジョン・ロードの荘厳なオルガン、イアン・ペイスの爆発的なドラミング、ロジャー・グローヴァーの重厚なベース、そしてイアン・ギランの魂を揺さぶるボーカル。
そのすべてが完璧な一体感を持ち、ステージ上で火花を散らしていた。
アーティストRBJによるこの instrumental ナンバーの
『Purple Castle』は、そんな記憶と幻想から生まれた作品だ。
頭の中に残り続けた“Deep Purple”という言葉の響き。
紫色に染まった神秘的な情景。
そして、ライブが始まる直前の、胸の奥を震わせる期待感。
RBJはそれらを「古城」というイメージへ昇華した。
月明かりに照らされる紫の城。
静寂の中で揺れる湖面。
闇夜に浮かび上がる無数の塔。
まるでこれから壮大なロック絵巻が始まることを告げる
ように、城は妖しく輝いている。
本作は激しく主張するのではなく、インストゥルメンタル
だからこそ描ける“情景”と“空気感”を大切にしている。
音の一つひとつが、聴き手を幻想世界へ誘い、まるで紫の
古城へ足を踏み入れたかのような感覚を生み出す。
静寂と高揚。
幻想と重厚。
そして、ロックへの憧憬。
『Purple Castle』は、1972年の伝説へ捧げるオマージュであり、アーティストRBJが描く“紫の世界”への入口でもある。
-RBJ