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本作は、ハンス・クリスチャン・アンデルセンの童話的モチーフを現代の東京という都市空間に呼び戻し、SNS時代の心理的闇を解体する「ジャパニーズ・ダーク・ポップ」の野心作です。100 BPMの重厚な和太鼓が心臓の鼓動のように響き、そこに冷たく鋭利な琴のスタッカートが突き刺さることで、美しさと恐怖が同居する心理スリラーのような没入感を生み出しています。
歌詞では、スマートフォンの画面を「5.7インチの魔法の鏡」と定義し、ラカンの「鏡像段階」やドゥボールの「スペクタクル」の概念を引用。他者の眼差しによってしか自分を定義できない現代人の脆弱さを浮き彫りにします。Aメロの囁くようなヴォーカルと、サビでの爆発的な歌唱の対比は、溢れんばかりの承認欲求と、それが満たされない時の虚無感を見事に象徴しています。特に、江戸時代の人々と現代の自画像への意識を対比させたブリッジは、聴き手に「真のリアリティとは何か」を問いかけます。伝統楽器と最新のシンセサウンドが交錯する、中毒性の高い世界音楽のクロスオーバー作品です。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。